食卓で使う子供用の椅子を作りました。今使っているテーブルと椅子は4人用なのです。本当は6人用が欲しいのですが、アパートの狭い台所には入りません。そのため4つの椅子には、私、カミさん、子ども(1)、子ども(2)が座り、子ども(3)はお誕生日席にベビーチェアを置いて使っておりました。
しかし、これが非常に邪魔なのです。ベビーチェアを置くとドアが開かなくなり、電子レンジが使いにくいのです。なにより通行の妨げになります。そのため解決策として、子ども(1)(2)が使っていたセットの椅子をどかして、そこに子ども用の小さな椅子を3つ作って並べる事にしました。
まずは材料です。300x300x19mmのパイン集成材が3枚、2×4インチの角材を400mmで切ったものを12本用意します。板や角材を切るのはとても面倒なので、お店でやってもらいました。ジョイフルホンダ守谷店だと、ワンカット50円です。同じ長さならまとめ切りもしてくれます。今回のカット代は350円でした。
パイン材は安くて丈夫なのでよく使います。ファルカタ集成材は軽いのですが強度がありません。そのため重さのかからない小物造りにはよく利用します。どうもファルカタは木の仲間ではないようです。そのほかに赤松の集成材も売っているのですが、値段がちょっと高めでなので、使った事はありません。
2×4材は今回初めて使いました。規格品だけあってとても安いです。何の加工もしていなければ、長さ1800mmくらいで198円とかです。防腐加工を施してある物は、それよりも高いです。それでも、他の木材と比べると段違いに安いですね。
次に道具です。今回はドリルを3本使いました。一本は木ネジを入れるための下穴開けのため、もう一本は座ぐりと言って、木ネジの頭が出ないよう、穴の上部をテーパー状に削るドリル、最後は木ネジを締める電動ドリル兼ドライバーです。ドリルは一本はお義父さんに借りて来ました。もう一本はお義父から頂きました。電動ドライバーは前から持っていたものです。3本あったおかげで付け替えの必要がなくなり作業がとてもスムーズに進みました。
下から、下穴開け用ドリル、座ぐり用ドリル、電動ドリル&ドライバー
今回、ドライバービットを新調しました。中央部が細くなっており、その部分がねじれる事によって、衝撃を和らげる効果があるとのことでした。使った感触は、別に他のものと大差ありませんでした。
さて組み立てですが、まずは座面の板と、足になる角材をL型クランプで止めます。これは本当に便利です。買うときは「こんなもん、必要かなぁ」と思っていました。ところが使ってみると効果絶大。これはお勧めです。
まずは下穴を開けます。木ネジが直径3.8mmなので、3mmのドリルで開けました。次に座ぐり用ドリルで、穴のふちをすり鉢状に削ります。
その後、木ネジを電動ドライバーで締めて行きます。いやあ、早い早い。こういう長くてトルクが必要なネジは電動ドライバーを使うとあっと言う間ですね。これを足の分だけ繰り返し、やっと椅子が一つで来ました。
あとは同じようにして、全部で3つの椅子が完成しました。
実際に食卓に置いてみるとこの椅子は大成功でした。大人2人分のスペースに、子ども3人がちょうど入ります。子ども(3)も、今までみたいに仲間はずれではなく、お姉ちゃんやお兄ちゃんと同じ椅子で、並んで座れるので、とても喜んでいました。
この日は時間がなかったのでここまで。次の週にかんなとサンドペーパーを使って、角の面取りと表面の仕上げを行いました。これで完了です。