池袋のギョーザ

Written by じび on 3月 6th, 2010

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今日は所用で飯田橋に行って来たのだが、その帰りに池袋にギョーザを買いに行った。
ギョーザといっても日本でおなじみの焼き餃子ではなく、中国の北京などでよく食されている水餃子だ。
日本のものは皮が薄く、おかずの域を出ないのだが、
中国のものは皮が厚くモチモチで、それだけで主食になってしまう立派なものだ。
かねてから我が家では水餃子を手作りして食べていた。ただし作るのに本当に手間がかかる。
なので週末など時間がある時に一家総出で水餃子づくりに励むのだ。
しかし今回、知り合いの所に出入りしている中国の留学生から、
池袋に美味しい水餃子を安く売っている店があるとの情報を得て、そこに買いに行ったのだった。

お店に入るとそこは中国だった。
中国語が書かれた商品が棚にぎゅうぎゅうに詰め込まれ、店員達は全員中国語で、
お客さんもほとんどの人が中国語で話している。
お目当ての水餃子を探すと、それは冷凍庫の中にどーんと入っていた。
しかもそのバリエーションは豊富だ。
白菜水餃子、ニラ水餃子、エビ水餃子、牛肉水餃子、セロリ水餃子、羊肉水餃子など。
そこでカミさんが家で食する分と友達に頼まれていた分をあれこれ考えながら取ってゆく。
そしてかご一杯になった10kg以上はある冷凍水餃子をレジに持って行き、
クール宅急便で自宅に送るのだ。
レジにいた人は日本語がだいたい分かる人だったので、だいたい話しは通じた。
そして「領収書は本当に要らないのか」と念を押されていた。

ふと店内を見ていると、日本語を話している人がいた。
しかし会話を聞いているとなんだかおかしい。
どうも一般人の客ではないようだ。
お店に出す食材を買い付けに来たのかなと思ったが、それとも違うようだ。
そして店頭に目をやると、なぜかTVカメラと音声マイクの人がいる。
あれ?と思っていると、カミさんが「山口さん!」と声を上げた。
その方を見ると芸能人の山口良一さんがいるではないか。
それに続いてTVカメラと音声の人が入って来る。
ここでようやくTVの取材に来ている事に気がついた。
そのあと今日食べる分や、他の食材を眺めていたのだが、取材は着々と続いていた。
後で思ったのだが、オンエアされる日やテレビ局を聞いておけば良かった。
もしどこかの番組で山口良一さんが中国食材の店を取材しているのを見たら教えて下さい。
背後にオレンジ色のダウンジャケットを着ている人がいたら、それはうちのカミさんです。

 

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