R100GS-PD メンテナンス記録 2008/05/04

Written by じび on 5月 5th, 2008

走行距離 70,343km

・ダイオードボードマウントの交換
・フロントフォークオイルの交換(#5)

ダイオードボード(レクチャファイヤー)をエンジン本体にマウントしているボルトは、エンジンの振動を押さえるため純正品では長さ15mmのゴムの円筒形から両側にボルトが出ているゴム製の防振ボルトを使用しています。

しかし、これがまたよく壊れるのです。ボルトの金属部分とゴムが剥がれてしまうのです。そうなると、ダイオードボードの裏面の下半分は電気的にプラスになっているため、これがボディに接触してショートし、ダイオードボードが壊れてしまいます。

そこでただの長いボルトを使ってリジットマウントにしている人もいます。私も一時期そうしていました。

しかし、やはり防振構造にしたいなと思い、0.3mmのアルミ板を使って自作の防振ボルトを作って装着していました。

ところが前回のメンテナンスで、オカメ(エンジンのフロントカバー)を開けたので、ついでにダイオードボードを見てみた所、自作の防振ボルトが全て千切れていました。幸い残った部分がつっかえ棒になって、ダイオードボードがボディに接触することはありませんでしたが、危ない所でした。

細かく見ると、六角ボルトの角に沿って切れていました。

と言う訳で、前回の失敗をふまえて、新しい防振ボルトを作ってみました。

0.4mmのステンレス版を使い、ワッシャーを両側から挟み込む様に入れました。ボルトの突き出し量は純正ゴムマウントでは15mmでしたが、私のは20mmを使いました。純正では薄型ナットとウェーブワッシャーの組み合わせなので15mmで充分ですが、自作品はホームセンターで普通に入手出来るナット、スプリングワッシャー、ワッシャーを使用するため、厚くなってしまい、20mmくらいないと作業がやり難いのです。

0.4mmのステンレス版の加工には苦労しました。金切りばさみを使ったのですが、真っすぐ切れないし、断面はカールしてしまうしで、思い通りにいきません。なんとか四角く切った後、ラジオペンチで曲がりを修正し、ヤスリで角や曲がった直線を削りました。

これを写真の様な向きに配置して、ダイオードボードを取り付けました。

あとはしばらく走ってみて、様子を見ます。

【2009/7/25 追記】
久しぶりにエンジンのフロントカバーを開けたので、ダイオードボードを確認してみると、アルミの時と同じ様に千切れていました。0.4mm厚のステンレスでも駄目な様です。仕方ないので、防振ボルトはあきらめて、リジットマウントにする予定です。

ついでなので、バレオのセルモーターに施したマグネット剥離対策がどうなっているか確認しました。開けてみた所、色が濃くなったかなと思いましたが、それ以外は剥離やガタツキなどもなく、問題ないようでした。

フロントフォークオイルの交換は、どれくらいの周期で行えば良いのか分からなかったのですが、ついでなのでやりました。今回、ヤマハ製のフォークオイルで粘度は#5です。純正が#7.5と聞いたので、#10にしようかブレンドして#7.5にしようか迷いましたが、今よりもっと柔らかめでもいいなと思い#5にしてみました。走った感想は・・・私のレベルでは違いは分かりませんでした。(^^;

さて、必要最低限の修理、メンテナンスが終わったので、車検を御願いする為にディーラーへ電話した所、5/4〜5/6まで休みますとの留守電が・・・。仕方ないので来週末に車検に出す予定です。

うーん、タイヤ、どうしよう・・・

 

2 Comments so far ↓

  1. ナミ@R80 より:

    こんにちは。
    ダイオードボードのマウントボルトってやばいんですね。僕はまだ一度もチェックしたことがないのですが、お店の車検整備では診てくれているんだろうか。これはオカメを外すだけで簡単に交換できるのでしょうか?

    タイヤは、フロントだけオフってありだと思います。オフではフロントはグリップしていてほしいので、前オン後オフよりはOKですよ。確かにバランスは多少崩れますけど、国産250で経験あります。それにオフタイプのほうが磨耗するので、次回は前後同時に交換できるのでは。

  2. じびき より:

    ナミさん、こんにちは。

    私のディーラーでは見てくれませんでした(;_;)。保証期間内の買ってから6ヶ月後に点検してもらったのですが、何も言われず、その2,3ヶ月後にダイオードボードがショートして壊れ、実費を払いました。

    チェックだけならオカメを外して、ダイオードボートを外せば出来ます。あまりいじっているとポロッと取れてしまうので注意です。写真のゴムマウントボルトも取外した時はくっついていましたが、何気なく曲げたらポロッといってしまいました。

    マウントボルトの交換は、反対側を外すのに、タンクを外して、エンジン上部のカバーを外して、セルモーターかブローバイガスホースの付いているカバーを取らないとやり辛いので、面倒です。走行距離にもよりますが、私の場合だと2年に一回くらい交換すれば大丈夫かなーという感じでした。

    タイヤのアドバイス、ありがとうございます。私はオフロード体験は一回しかないので、経験者の意見はとても参考になります。

    オフロード走行はしたいのですが、あくまでツーリングが主目的なのでチューブレスのを探しています。でもそれだとコンチネンタルのTKC80か、メッツラーのEnduro 3 Saharaしかないんですよねー。

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