日曜大工

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ビデオデッキ修理

日曜日, 9月 3rd, 2006

 深夜番組を録画するため、昔使っていたソニーのVHSビデオデッキを掘り出して来ました。これは結婚前に買った私用の物ですが、リモコンが効かないという問題に見舞われて、カミさんのビデオデッキを使う事にして、お蔵入りしてしまったものです。

 今回、掘り出して動かした所、なんとリモコンが効くではありませんか。こけはラッキーと思い使っていたのですが、一週間ほどしてまたリモコンが効かなくなってしまいました。これはどこかで半田割れが起きているか、接点の接触不良かと思い、とりあえず開けてみる事にしました。

 開けてみた所、ハンダ割れは無いようですし、コネクタを何度か抜き差ししても、相変わらずリモコンが効きません。そこで受光部の素子が金属板で覆われていたのですが、それをめくっていくと、受光素子の根元が茶色くなっていました。はて、これはなんだろう。なんだか乾電池の液漏れみたいだなと思い、ひょっとしてこれのせいでショートしているのではと考えて、真鍮ブラシでゴシゴシ擦ってみました。すると茶色い皮膜が取れて、金属の光沢が戻りました。これを素子の両面で行い、リモコンを使ってみると、動きました! あの茶色い皮膜は何だったのか、未だに判りませんが、ひょっとしたら素子からの液漏れではないかと見ています。

 という訳で、無事に二台目のビデオが動きだし、録画もしやすくなりました。でもやっぱりHDDレコーダーが欲しいなぁ。ビデオ取り替えなくていいし、どのテープの何分の所に何が入っているか覚えとかなくてもいいし。時代はHDDレコーダーだと思っているのですが、実際どれくらい普及しているのでしょう? すみませんが皆さんが使っているのはどっちかコメントしてくれませんか? よろしくお願いします。(^^)

本棚(寝室の絵本用)

月曜日, 7月 17th, 2006

 うちは寝る前に絵本の読み聞かせをしているため、自然と寝室に本が溜まってしまいます。それの邪魔なこと。布団を敷く時、下に入ってしまったり、角を踏んづけてしまい痛い目にあったり。そこで、寝室の枕元に絵本専用の本棚を作る事にしました。

 絵本は実に様々な大きさのものがあり、結構背の高いものもあります。そのため上はオープンにすることにしました。カミさんの希望を聞いて、幅は90cmくらい、奥行きは30cm、高さは30cmくらいの大きさに決まりました。下に板を敷いて、その上に板を垂直に4枚立て、後ろを幅の狭い横板で連結する事にしました。必要な材料が決まったので、ホームセンターで買って来ました。

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本棚の材料

 まず、立てる板の加工から始めました。ただの四角では面白くないので、手前上の角を10cm X 10cmで斜めにカットしました。作業台にクランプで留めて、のこぎりで切って行きます。最初、木目を間違えて反対から切ってしまい、ギザギザになってしまいました。途中から気づいて木目の方向を考慮して切るようにしました。繊維が斜め方向なので、なかなか真っすぐ切れません。ちょっと電動のこぎりが欲しくなりました。(^^;

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立て板に斜めのカットを入れる

 次に、後ろに付ける幅の細い板ですが、そのまま付けても強度出来には問題ないのですが、カミさんのなるべく奥に置きたいという希望と、私の鑿(のみ)を使ってみたいという欲求により、板の付く部分を凹ませて、そこに板を通す事にしました。まずはのこぎりで板の幅の分だけ切り込みを入れます。

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切れ目を入れた状態

 ここで、カミさんのお義父さんから鑿を借りました。これが、ただの鑿じゃありません。なんとひいおじいさんが使っていた鑿なのです。まさに形見の品です。

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ひいじいさんの鑿

 この鑿を使って立て板の背面にくぼみを作ります。しかし今まで鑿を使った事が無かったためか、なかなかうまく行きません。最初、板を水平にして、上から切り取りたい線に鑿を当てて叩いていたのですが、最後の方になると割れてしまい、思っていたより深くなってしまいます。そこでインターネットで鑿の使い方を探し、見つけました。切り取りたい部分の側面から、少しずつ削って行くという方法です。この方法でやってみると、割れてしまうという問題が見事に解決しました。また、ふと思いついて、ハンマーで叩くだけでなく、鑿だけを持って突くという方法を使った所、これも効果がある事が分かりました。

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立て板背面のくぼみ

 下準備は出来たので、次は組み立てです。まずは底になる板の上に立て板を付けて行きます。道具は下穴開け用のドリル、座ぐり用のドリル、ネジ締め用の充電式ドライバドリルです。また今回はネジにステンレス製のコーススレッドを使用しました。先端がカッティング加工されており、穴を広げながら進んでいきます。ステンレス製にしたのは、以前作った子ども用の椅子のネジが取れかかってしまい、再度太くて長い木ネジを使って締め直したのですが、充電式ドライバドリルではトルク不足で途中で止まってしまうのです。仕方ないので最後はドライバーで締めていったのですが、ネジ山が少し崩れてしまいました。そこで今回は、硬くてネジ山の潰れにくいステンレス製を選びました。

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4枚の立て板を付けた状態

 次に背面に幅の狭い板を付けます。実際に付けようとすると、隣の立て板と位置が微妙にずれていたりしたので、出っ張っている部分を鑿で突き削りながら、調整しました。こうして背面の板が奇麗に入りました。

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背面の板を入れた所

 あとは仕上げです。まずは鉋(かんな)を使って、角を削ります。この鉋もひいじいの形見です。台と刃を別々にして保管してありました。鉋なんて使うのは中学以来ですが、刃を出したり、引っ込めたりのやり方は覚えていたので、問題なく使う事が出来ました。

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ひいじいの鉋

 最後はサンドペーパーで仕上げて完成です。サンドペーパーは180番の布ヤスリを使っています。180くらいだと角も簡単に丸められます。また仕上げ面もまあまあすべすべです。もっとすべすべさせたい時は400番を使います。布ヤスリを使うのは、耐久性があるのと、破る時に縦横の繊維の方向に奇麗に切れるからです。紙ヤスリだと、うまく直線に破る事が出来ず、がたがたになってしまいます。

 実際に寝室に置いて本を並べてみました。大きさはぴったりです。これで部屋もだいぶ片付くでしょう。子ども達も大はしゃぎで喜んでいました。

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実際に本棚を置いたところ

作業台

土曜日, 7月 8th, 2006

 念願だった作業台を買いました。

 昔からいいなぁとは思っていたのですが、必要性とか置く場所とか考えて躊躇していました。しかし、今回色々作る機会が増えたのと、縁台を使った作業に限界を感じていたため、思い切って購入する事にしました。

 値段は2,980円なり。かなりお買い得です。台の板は2つに分かれていて、0度、45度、90度と傾きを変える事が出来ます。左右についているオレンジ色のハンドルを回すと、板の間隔が伸縮して、バイスとして機能します。板には黒いコマが付いていて、好きな位置の穴にはめ込む事が出来ます。

 まだあまり使い込んでいないのですが、これを使うと作業位置が高くなり、腰が楽になりました。今までの縁台だとずっと腰を屈めた姿勢になるので、腰に来ていたのですが、これを使うと本当に楽になりました。まだバイス機能は試していませんが、楽しみです。

 この作業台は折りたたみ式なので、使わないときは折り畳んで、自分のバイクとアパートの壁の間に、ビニール袋をかけて置く事にしました。ここなら他の人には邪魔になりません。(バイクを出し入れする時は邪魔ですが)

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広げた状態の作業台

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パッケージに書かれている使用例。色々使えそうです。

子どもの椅子作り

木曜日, 7月 6th, 2006

 食卓で使う子供用の椅子を作りました。今使っているテーブルと椅子は4人用なのです。本当は6人用が欲しいのですが、アパートの狭い台所には入りません。そのため4つの椅子には、私、カミさん、子ども(1)、子ども(2)が座り、子ども(3)はお誕生日席にベビーチェアを置いて使っておりました。

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ベービーチェアを置いた状態

 しかし、これが非常に邪魔なのです。ベビーチェアを置くとドアが開かなくなり、電子レンジが使いにくいのです。なにより通行の妨げになります。そのため解決策として、子ども(1)(2)が使っていたセットの椅子をどかして、そこに子ども用の小さな椅子を3つ作って並べる事にしました。

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テーブルとセットになっていた椅子

 まずは材料です。300x300x19mmのパイン集成材が3枚、2×4インチの角材を400mmで切ったものを12本用意します。板や角材を切るのはとても面倒なので、お店でやってもらいました。ジョイフルホンダ守谷店だと、ワンカット50円です。同じ長さならまとめ切りもしてくれます。今回のカット代は350円でした。

パイン材は安くて丈夫なのでよく使います。ファルカタ集成材は軽いのですが強度がありません。そのため重さのかからない小物造りにはよく利用します。どうもファルカタは木の仲間ではないようです。そのほかに赤松の集成材も売っているのですが、値段がちょっと高めでなので、使った事はありません。

 2×4材は今回初めて使いました。規格品だけあってとても安いです。何の加工もしていなければ、長さ1800mmくらいで198円とかです。防腐加工を施してある物は、それよりも高いです。それでも、他の木材と比べると段違いに安いですね。

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座面になる板と足になる角材

 次に道具です。今回はドリルを3本使いました。一本は木ネジを入れるための下穴開けのため、もう一本は座ぐりと言って、木ネジの頭が出ないよう、穴の上部をテーパー状に削るドリル、最後は木ネジを締める電動ドリル兼ドライバーです。ドリルは一本はお義父さんに借りて来ました。もう一本はお義父から頂きました。電動ドライバーは前から持っていたものです。3本あったおかげで付け替えの必要がなくなり作業がとてもスムーズに進みました。

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下から、下穴開け用ドリル、座ぐり用ドリル、電動ドリル&ドライバー

 今回、ドライバービットを新調しました。中央部が細くなっており、その部分がねじれる事によって、衝撃を和らげる効果があるとのことでした。使った感触は、別に他のものと大差ありませんでした。

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新調したドライバビット

 さて組み立てですが、まずは座面の板と、足になる角材をL型クランプで止めます。これは本当に便利です。買うときは「こんなもん、必要かなぁ」と思っていました。ところが使ってみると効果絶大。これはお勧めです。

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L型クランプはとても便利

 まずは下穴を開けます。木ネジが直径3.8mmなので、3mmのドリルで開けました。次に座ぐり用ドリルで、穴のふちをすり鉢状に削ります。

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下穴を開け座ぐりしたところ

 その後、木ネジを電動ドライバーで締めて行きます。いやあ、早い早い。こういう長くてトルクが必要なネジは電動ドライバーを使うとあっと言う間ですね。これを足の分だけ繰り返し、やっと椅子が一つで来ました。

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一つ完成

 あとは同じようにして、全部で3つの椅子が完成しました。

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3つ完成

 実際に食卓に置いてみるとこの椅子は大成功でした。大人2人分のスペースに、子ども3人がちょうど入ります。子ども(3)も、今までみたいに仲間はずれではなく、お姉ちゃんやお兄ちゃんと同じ椅子で、並んで座れるので、とても喜んでいました。

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ちょうど子ども3人が入りました

 この日は時間がなかったのでここまで。次の週にかんなとサンドペーパーを使って、角の面取りと表面の仕上げを行いました。これで完了です。

蛍光灯を電球に変えました

土曜日, 6月 17th, 2006

今まで使っていた居間の蛍光灯を、電球を使った照明に変えました。
その方が自然な光で神経が疲れないからです。最初は全てがオレンジ色に見えてとても変でしたが、何日経って簡単に慣れました。そうなるとこの光の方がだんぜん落ち着きますね。
傘の部分が1,000円くらい、コネクタから電球のソケットまでの一式が2,000円、ニトリで買いました。電球は60W球を2個使っています。100円ショップで2個セットを買いました。切り替えで1個にも出来ます。これで6帖部屋までカバーします。

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傘は竹の骨組みに和紙を貼った物です。

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電球が2個見えます。

電球に変えたため、今まで使っていた蛍光灯が余ったのですが、誰か要りますか? ただであげます。傘の部分に少しヒビが入っていますが、使用には支障無いです。欲しい人はコメントするか、メールするか、掲示板に書き込んで下さい。誰もいなければ、来週木曜日の不燃物ゴミの日に出してしまうので、ご予約はお早めに。
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不要になった蛍光灯、あげます。