« BMW R100GS-PD ミッションの一速で不具合(8) | メイン | BMW R100GS-PD ミッションの一速で不具合(10) »

BMW R100GS-PD ミッションの一速で不具合(9)

一速の時に使用されるドッグを確認した所、ドッグなめが発生していました。

IMG_2679.jpg

IMG_2684.jpg

これが今回の問題の大きな原因だと思われますので、出力シャフトの1速ギア、4速ギアも交換します。

結局、今回交換する部品を列挙すると、以下の様になります。
(1) 出力シャフトの1速ギア、4速ギア
(2) 1/2速シフトフォーク
(3) 全ボールベアリング
(4) 全シール類
(5) シフトドラムのナイロンローラー

ボールベアリングについては、手で回した限りでは問題なさそうなのですが、負荷がかかった場合どうなるか実験する事が出来ませんでした。元々ミッションを開けたら全部交換しようと思っていたので、交換します。シフトドラムのナイロンローラーは、これが割れたという話しは聞いていないのですが、ナイロンがどのくらい耐久性があるのか分からないので、この機会に一応交換しておこうと思います。

(10)へ続く

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://jibiki.jp/cgi/mt/mt-tb.cgi/171

コメント (4)

YBITOH:

> これが今回の問題の大きな原因だと思われますので、出力シャフトの1速ギア、4速ギアも交換します。

このようになった(ドッグが欠けた)、本当の原因を把握しないと、また、同じ現象が起きると思われます。

いろいろ確認するところがありますが、まず、分解したギヤの、ドッグの噛み合い代は、それぞれ均等な長さになっているか?を確認したほうが良いと思います。

組み付け時には、各ドッグの隙間が均等になる様に組み付けてください。

原因を考えてみたのですが、無理なシフトダウンが思い浮かびました。でも進行方向に向かって左回りで高速回転している4速ギアの爪を、クラッチを切った1速ギアの穴に入れるのですから、爪の左側の角が削れるのなら分かるのですが、右側の方が大きく削れているので、悩んでいます。もしかしたら爪が入った瞬間に穴が反対側に弾き飛ばされて、爪が低くなっている右側の角が削れてしまうのかも知れません。

YBITOH:

「右側、左側」では、はっきり判りませんが、駆動トルクが働く側が削れているんではないですか。
ボクが、昔、仕事の関係で見たギヤは、全て駆動側の角が削れ、酷いものは角が完全に丸くなっていました。
写真からは、ドッグの噛み合い代が少ない様に見えますので、他の箇所のドッグの噛み合い代を確認された方が良いと思います。

はいそうです。駆動トルクが働く側の方が大きく削れています。

また、新しい部品が届いたので比較したのですが、1/2速シフトフォークのシフトドラムにつながっているアームの先端が、噛み合い代が少なくなる方向に1mmほど曲がっていました。

コメントを投稿

About

2008年1月 3日 18:05に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「BMW R100GS-PD ミッションの一速で不具合(8)」です。

次の投稿は「BMW R100GS-PD ミッションの一速で不具合(10)」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type 4.13