BMW R100GSパリダカール:国産バイク用ミラーへの交換

Written by じび on 2月 21st, 2007
Summary:

 右側のミラーがぽっきり折れてしまいました。ミラーはプラスチック製なので、まあ16年の歳月を考えると経年劣化もあるのでいたしかたないと思われます。また、カバーがちょうど良い大きさの物がなくて、小さめのカバーを無理にかけて […]

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 右側のミラーがぽっきり折れてしまいました。ミラーはプラスチック製なので、まあ16年の歳月を考えると経年劣化もあるのでいたしかたないと思われます。また、カバーがちょうど良い大きさの物がなくて、小さめのカバーを無理にかけていたので、カバーがピチピチで余裕が無く、強風の影響でカバーの隅にあったミラーに力が集中してしまったのも原因かと思われます。


 とりあえずこれで走るのは危険です。車でも右側のミラーが無かったら、危くて運転する気になりません。ましてや車と同じかそれ以上のスピードで走るバイクです。とても運転出来ません。

 そこで新しいミラーに替えようと思ったのですが、純正品はやっぱり高いんだろうな(後で調べたらMotobinsで4,000円くらいでした)、国産バイク用のミラーが付けられないかなと思い、いろいろ調べてみました。するとGSではミラーは先端が8mmのボルトになっており、ハンドルの付け根に8mmのただの穴が開いていて、そこに先端を通し下側にてナットで止める構造になっています。

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ハンドルを上から見ると穴があいているのが分かります。ネジは切られていません。ハンドルガードの根元にはミラーを通す穴が開いていて、ミラーはハンドルガードを留める役目も果たしていますが、今回は無視しました。本来はこの穴とハンドルガードの穴を重ね合わせてミラーを差し込みます。

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 下側はこのような感じです。ここに突き出てくるボルトの先端にナットを取り付けて固定します。

 国産バイクはどうかと言いますと、ミラー側の先端は8mm又は10mmのボルトになっていて、バイク本体には、同サイズの雌ネジが切ってあります。このためミラーを差し込んでくるくる回して行き、最後にロックナットを閉めれば固定される仕組みになっています。

 問題はGSには雌ネジが切られていないことです。そのため以下の方法で、雌ネジを作りました。使用する部品は以下の通りです。

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 右にあるのが今回の改造のメインになる8mm穴の長さ50mmのステンレス製六角長ナットです。本当は長さ30mmのものが欲しかったのですが、在庫がありませんでした。一個262円なので、今度30mmを見かけたら交換したいと思います。これを上側に置き、下から8mm x 40mmのボルトを差し込んで固定しました。これで8mmの雌ねじが出来ました。

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 あとは国産車用の8mmネジのミラーを買って来て取り付けるだけです。今回は力が加わった時に根元で曲がることにより力を逃がす事が出来る可倒式のミラーを選びました。ナポレオンのラジカルミラーEX(2,500円くらい)です。

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 このミラーはBMW純正よりちょっと小さいのですが、鏡面が曲面になっており、広い範囲が見えます。

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 しかし、この曲面ミラーは広い範囲が見える代わりに、平面に比べて物が小さく見えてしまうのです。また、周辺部で像が歪んでしまいます。平面ではこの歪みは起こりません。

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 まあ、せっかく買ったんだし、金も無いのでしばらくこのまま使います。とりあえず今の所、使い心地はなかなか良いです。新しいミラーは、取り付け部分が高いのに加え、ミラー自体も高い位置にくるものなので、かなり高い位置に来ます。そのため腕越しに見ていた後方が、肩越しに見られるようになり、視界が良いです。

 今後の展開として、大型の四角い平面ミラーを試してみたいです。やはり視界が広くても小さく見えて周辺部が歪む曲面ミラーよりも、平面ミラーの方が私は好みです。また今回は丸形でしたが、四角い方が必要としている視界を無駄無く取れるので、こちらの方が良いと思いました。これは原付に四角型ミラーと丸形ミラーの両方を付けてみて出た結論です。

 

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