BMW R100GSパリダカール:バッテリーの交換

Written by じび on 2月 15th, 2007

IMG_1895.jpg

 バッテリーの交換を行いました。前回交換したのは純正品で2004年5月に行いました。それから2年7ヶ月でバッテリーが死んでしまったことになります。あまり頻繁に乗っていないのが原因なのか、純正品の寿命が短いだけなのかは不明です。


 純正品はバッテリーに書かれた表示によるとドイツの工業規格DIN 525 15に対応しており、12V 25Ah 130Aとなっています。開放型ですが、液漏れした場合、ブリーダーホースを通して液がバイクの外に出るようになっています。

DSC00628.jpg

 BMW OHV Boxer Clubによると、軽自動車用の30A19Lが使えるという情報を得ました。まず家で純正バッテリーのサイズを細かく計りました。その後ホームセンターで件のバッテリーを見つけたので、箱から取り出してサイズを計測した結果、幅が2mmほど長いけど、バッテリーケースにそれくらいの余裕があるので丁度入りそうです。しかし、中に入っていた説明書によると電流が20Ahしかありません。純正品に比べると大分劣ります。しかし説明書を見ていると34A19Lというのもあって、こちらは24Ahとのことでした。なので34A19Lをバッテリーを探してあちこちの店に行ったのですが、なかなかありません。やっとのことでドライバーズスタンドで34A19Lのバッテリーを見つけました。しかもPanasonic製のMade in Japanで、電流も24Ah、36ヶ月又は6万km保証(バイクに使うので保証は受けられませんが)、値段はなんと4,179円です。ちなみにBMW純正バッテリーは2万円くらいです。良い物が見つかったと、喜んで買ってかえりました。

 しかしこのバッテリー、本体は純正品と同じ高さなのですが、端子が突き出ており1cmほど高くなっているのです。

IMG_1888.jpg

 バッテリーの上には工具箱が隙間無く置かれており、その上はシートです。そのまま無理矢理シートを付けると端子が工具箱に穴を開けてしまいそうです。ここでシートの裏を良く見た所、工具箱の上に厚さ1cmほどのゴムダンパーが付いているではありませんか。これを取り外しました。

IMG_1915.jpg

 すると端子で工具箱が1cm高くなった分、工具箱とシートの間が1cm縮まり、ほどよくシートが収まりました。これで問題は全て解決したので、バッテリーをセットしました。純正のゴム製バンドはすぐ千切れてしまうので、ダイソーでプラスチックのバックルが付いたナイロン製バンドの布団抑えを買って来て、それを短く切って使っています。ちょっと頼りないのですが、とりあえずこのまま使い、もしバックルが割れるようなことがあれば、サンキでDリングを買って来て、取り替えようと思っています。

IMG_1896.jpg

 なお、しばらく前にMFバッテリーは突然死しやすいという話を聞いたのですが、その後聞いた話によると開放型も最近の物は突然死しやすいのだそうです。原因は不明ですが、性能アップの対価として突然死しやすくなったのではと考えています。とりあえず36ヶ月保証なので、3年後にはちゃんと交換したいと思います。

【2008年10月21日追記】

ここで紹介したPanasonic製のバッテリーですが、バイクには使わないで下さい。過去にR100RSで使われていた方がいたのですが、三回連続で、一年以内に突然死してしまったそうです。そこで問題のバッテリーをPanasonicに送って調べてもらった所、極板が千切れて脱落していたとの事です。車用とバイク用では製品試験の内容が異なり振動の強さも異なるので、車用のバッテリーは振動の多いバイクでは使用しないで下さいという結論になったそうです。

現在、私のバッテリーはまだ生きています。これは走行距離が短いのと、GSのサスが柔らかいのと、バッタリーの固定にR100RSは自動車の様に金属板を渡してボルトとナットで固定しているのに対して、私のR100GSはナイロンベルト(純正はゴムバンド)で止めている違いかなと思っています。

とにかく極板脱落はいつ起こるか分からないので、近々交換する予定です。

 

Leave a Comment