大ロボット博

Written by じび on 11月 27th, 2007
Summary:

上野の国立科学博物館で開催されている「大ロボット博」に家族で行ってきました。 はっきりいって宣伝に比べて展示内容はいまいちでした。なんと言っても動いている物が少ない。ただ置いてあるだけじゃわざわざ見に行く価値は無いでしょ […]

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上野の国立科学博物館で開催されている「大ロボット博」に家族で行ってきました。

はっきりいって宣伝に比べて展示内容はいまいちでした。なんと言っても動いている物が少ない。ただ置いてあるだけじゃわざわざ見に行く価値は無いでしょう。その中でちゃんと動いて、その機能を遺憾なく発揮していたのはホンダのASIMOでした。30分ごとのショーで、座席は2時間待ちとかでしたが、後ろの立ち見席が直ぐに入れたのでそちらに行きました。子どもの背では見えないので、肩車やだっこをして見せました。写真はショーとは別に出口付近で身振り手振りしながらおしゃべりしていたASIMOで、動かない物も含めて計3台出ていました。

その他にも常設展も見ました。子どもたちが特に喜んだのは、たんけん広場でした。ここでは子どもたちが自分でスイッチを押したり、ハンドルを回したりして、科学を体験する事が出来ます。難しい原理は抜きにして、自分でいろいろいじれるのが楽しいようです。まあ、これで行った価値はあったかなという感じです。

 

4 Comments so far ↓

  1. 咲村珠樹 より:

    大ロボット博、咲村は先月行きましたが、会場入ってすぐは、まるでおもちゃ会社の展示室のような光景でしたね(^^;

    もう少し、日本人はロボットをどういう存在と認識しているのか、他の国と比較して違いがあるのか、日本におけるロボットの発達にフィクションが寄与した部分はどういうところなのか……等という点にも言及して欲しかったように思います。展示品はほとんどが見たことあるもので、マッスルスーツHALは、かつて試作品を装着体験した(電源入れるまでは重いんです)こともあったので、それ系の展示会に較べて物足りなさは残りました。

    ASIMOのショー、タイミングよく並ばずに座って見ることができましたが、ASIMOの腰から下の動きで姿勢制御技術を見たりしたのがおもしろかったですね。また、ステージ床面に様々な目印のテープがあり、そこにショー終了後、スタッフの方が小道具を正確に戻したりした様子で、現在のプログラミングの限界も見て取れました。まだまだ家庭ロボットへの道のりは遠いですね。

    むしろ、改装なった日本館(本館)の方が楽しかったなぁ……ファーブルの展覧会は終わってましたか?

  2. じびき より:

    今月のSoftware Designにも出ていたのですが、日本のロボットは国からの支援が万博などの展示会目的に大企業に出ています。そのためヒューマノイドなど見せ物としては良いのですが、その後実用化が進まないという話しでした。諸外国では国の援助はベンチャー企業中心で、しかも実用的で売れる商品に使われるため、ヒューマノイドにこだわらずそれなりの数が売れているとの事でした。AIBOが数十万台なのに対して、掃除ロボットなど数百万台が売れているという話しでした。

    また介護用にロボットをという話しもありますが、介護は精神労働であって、力仕事ではないとの主張でした。果たして介護される方はロボットに介護される事を望むか?

    ファーブル展もやってたみたいですが、時間と力が尽きたので、そこまで見れませんでした。子どもたちは大ロボット博はASIMO以外はほとんど興味がないようでした。おかげで飽きてしまって帰りたい帰りたいと言い始めたので、たんけん広場に連れて行って、楽しませたのです。

  3. 咲村珠樹 より:

    展覧会の最後のところに出品されていた、FANUCのピッキングロボットが、今年のロボット大賞に選ばれたそうです。
    視覚認識で、ランダムに流れてくるコンベア上の部品を、ちゃんと拾い上げて正しい向きに直し、箱詰めする……という機能が評価されたそうですよ。

  4. じびき より:

    へー、あれって最新技術だったんですね。てっきり既に実用化されて何年も使われている物かと思いました。
    そういえばYouTubeでASIMOが階段を上り下りする時に転倒するシーンがありました。すぐについたてで隠されていたので、どうやら自力で起き上がる事は出来ないみたいです。ROBO-ONE(二速歩行ロボットによる格闘技大会)出場機には自力で立ち上がれるのがたくさんいる事を考えると、まだまだですね。

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