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AutoLayoutでUIScrollViewのPagingを画面の回転に対応させる

金曜日, 7月 18th, 2014

UIScrollViewでPagingをONに設定している場合、制約のかけかたによっては、画面を回転させてUIScrollViewの大きさが変化すると、Paging時の移動量も変化してしまいます。そのため、中のコンテンツのページの幅が固定されていると、ページの区切り位置が合わなくなってしまいます。

縦画面だと2ページ目の位置が正しいけど・・・

iOSシミュレータのスクリーンショット 2014.07.18 21.32.03

iOSシミュレータのスクリーンショット 2014.07.18 21.32.14

横画面にすると2ページ目の位置がずれてしまう
iOSシミュレータのスクリーンショット 2014.07.18 21.46.15

iOSシミュレータのスクリーンショット 2014.07.18 21.46.22

この場合の解決方法としては、以下の2通りの方法が考えられます。

  1. 中のコンテンツのページの幅を、UIScrollViewの幅に連動して変化させる。
  2. UIScrollViewの幅を固定する。

今回は中身を変えずに済む2番の方法で考えてみました。

UIScrollViewに対して、幅を固定する制約、Y座標を画面の真ん中に固定する制約を付けます。
スクリーンショット 2014-07-18 21.51.32

スクリーンショット 2014-07-18 21.51.12

横画面にしても2ページ目がちゃんと画面の真ん中に表示されました。
iOSシミュレータのスクリーンショット 2014.07.18 21.32.24

iOSシミュレータのスクリーンショット 2014.07.18 21.32.29

サンプルコードはこちら

MagicalRecord : Attributeの名前とimportする時の名前が違うときの設定

土曜日, 7月 5th, 2014

Core Data ModelでAttributeに付ける名前ですが、NSManagedObjectのメソッドやプロパティと同じ名前は付けることが出来ません。例えばdescriptionやcopyなどですね。でもそれだとWeb APIなどから読み込んだデータをimportする場合に、使えない名前と同じだと困ります。

何かしら方法がないかなと調べた所、Attributeには別の名前を付けておいて、userInfoにimportする時の名前を設定しておく方法を見つけました。設定するのはKeyが”mappedKeyName”で、Valueにimportする時の名前です。例えばAttributeは”catchcopy”、importする名前が”copy”だとすると以下のように設定します。

スクリーンショット 2014-07-05 23.13.07

これを設定しておくと、NSObject+MagicalDataImport.mのMR_lookupKeyForAttribute:で”mappedKeyName”に設定した名前が取得されます(設定されていないとAttributeの名前が取得されます)。

試しに以下のコードで試してみると、

    Entity *entity = [Entity MR_createEntity];
    
    NSDictionary *dict = @{@"copy": @"Hey, Jack!"};
    
    [entity MR_importValuesForKeysWithObject:dict];

無事に取得出来ました。

entry=<Entity: 0x8c5a450> (entity: Entity; id: 0x8c5a480 <x-coredata:///Entity/t3EC7B28C-474E-44E0-9836-F59A4DDDF34E2> ; data: {
    catchcopy = "Hey, Jack!";
})

MagicalRecord : Core Data の Attribute が NSArray の場合の書き方

土曜日, 7月 5th, 2014

AFNetworkingで読み込んだWeb APIデータなどを取り込む処理で、要素が配列だった場合にどうすればいいか調べました。

Core Data ModelでAttributeを設定する時に、Typeを”Transformable”に設定する。この時、Nameは空欄にする。NSArray、NSDictionary、NSString、NSDate、NSNumber、NSDataなどNSCoding Protocolを実装しているものに変換する場合はこのように空欄でOKらしい。

スクリーンショット 2014-07-05 20.51.31

試しに要素をNSArrayにして読み込ませてみます。

    Item *item = [Item MR_createEntity];
    
    NSDictionary *dict = @{@"names": @[
                                   @"aaa",
                                   @"bbb",
                                   @"ccc",
                                   ],
                           };
    
    [item MR_importValuesForKeysWithObject:dict];
    
    NSLog(@"item=%@", item);

ちゃんとNSArryとして取り込まれているようです。

(lldb) po item
<Item: 0x8f23d80> (entity: Item; id: 0x8f23db0 <x-coredata:///Item/tBCCB18AF-3F30-45E8-A59C-B3E77196FB9A2> ; data: {
    names = "(\n    aaa,\n    bbb,\n    ccc\n)";
})

(lldb) po item.names
<__NSArrayI 0x8f20a90>(
aaa,
bbb,
ccc
)


(lldb) po item.names[0]
aaa

(lldb) po item.names[1]
bbb

(lldb) po item.names[2]
ccc

(lldb) 

MagicalRecord で “To many” & “Ordered” の Relationship を使う場合は mogenerator が必須

土曜日, 7月 5th, 2014

MagicalRecordを使っていてハマったのでメモ。

スクリーンショット 2014-07-05 17.52.11

Core Data Modelで”To Many”かつ”Ordered”のRelationshipを作った場合、mogenerator を使ってソースコードを生成しないと、MagicalRecordでMR_importValuesForKeysWithObject:を実行した時に、NSInvalidArgumentExceptionやSIGABRTが発生してしまう。

これはMagicalRecordが、mogeneratorで生成される”xxxSet”というメソッド(xxxはRelationshipのName)を使用しているため。元々、Xcodeでソースコードを生成する時に、Orderedが指定されているとMSOderedSet型のプロパティを作るんだけど、これだとaddObject:とかが出来ない。そのためmogeneratorでMSMutableOderedSetを返す代わりのメソッド”xxxSet”を作っていて、MagicalRecordはこれを利用していた。エラーが起きていたのはNSManagedObject+MagicalDataImport.mのMR_addObject:forRelationship:内だった。

この辺りのヒントは以下で見つけた。
https://github.com/magicalpanda/MagicalRecord/issues/300

StoryboardにてUIScrollViewをAutolayoutを使って配置する

水曜日, 7月 2nd, 2014

555 Calcを作った時に、StoryboardだけでUIScrollViewをAutolayoutで配置出来たのでメモ。結果的にコードを書かずにStoryboardだけでなんとかなりました。

スクリーンショット 2014-07-02 0.02.08

スクリーンショット 2014-07-02 0.02.24

  • UIScrollViewの中にUIViewを置いて、その上に各コントロールを配置する。
  • 中のUIViewに制約を付与するんだけど、横方向に関して、UIScrollViewに対するLeadingとTrailingの制約と、Widthの制約をかける。二重にかけている感じだが、どちらかがなくても警告が出る。
  • 縦方向に関しては、UIScrollViewに対するTopとBottomとの制約のみで良い。
  • 中のUIViewとその上に置く各コントロールとの間の制約を付与する。

詳しくはサンプルを見てください。