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2008年2月 アーカイブ

2008年2月10日

BMW R100GS-PD 売るか売らないか

GSの売却ですが、まあ、家庭内でいろいろとありまして、「売れ」から「自分で考えろ」に変更になり、再検討する事になりました。

GSで問題なのは、以下の通りです。
(1) 古い車両なので、劣化して交換が必要な部品が多数ある。
(2) 外車なので、部品代、工賃が高い。
(3) 大型車なので、消耗が激しく、部品代が高い。

もし売却する場合、これらの条件をクリアした車両にしないと意味がありません。そこでいくつか候補の車両を考えました。

第一候補はスズキのジュベル250XCです。250ccなので車検も無いし、新しい車両ならしばらくは交換しなければならない部品もないでしょう。オフロード車なので車重も軽く消耗も少なく、ポジションは身長178cmの私の体格にもちょうど良く、見晴らしも良いです。油冷単気筒なので部品が少なくシンプルです。「旅バイク」と銘打つだけあってツーリングには最適です。しかし、去年で生産終了となり、今後の部品供給がいつまで続くのか不安です。BMWならば50年前の部品でも手に入りますが、スズキなどの国産車は製造終了後何年くらい部品が供給されるのでしょうか。また大型に乗り馴れた私に30馬力の非力なマシンで納得出来るのか不安です。

ちなみに250クラスは各社とも軒並み生産終了となっており、ホンダのホーネット、VTR、カワサキのZZR250なども消えました。

第二候補はホンダのCB400 SUPER BOL D'ORです。こちらは車検がありますが、車検費用には自賠責保険や24ヶ月点検の費用も含まれており、車検なしと比べても実質は2年で2万円くらいの違いしかありません。現行車なので部品供給も当分問題ないでしょう。しかし、ホンダのマシンが他社の物より格段に耐久性があるという神話は本当なのでしょうか。また値段が80〜90万円と高いため、GSの売却代金だけでは買えません。足りない分をどうするかが課題です。そして大型を乗った後に40ccクラスに乗り換えた人達の話しを見ると、ほとんどの人がパワー不足だと言っています。400でもやはりパワー不足感は拭えないという事でしょうか。

最後は今まで通りGSに乗り続けることです。GSは私のパートナーとして最適です。これを越えるバイクは、最新型のGSだけでしょう。また部品供給がサードパーティ製も含めて続いているため、今後もずっと乗り続けられそうです。もし最近の車種に買い替えたら、十年もしないうちに「お客さん、これ修理するより乗り換えた方がいいよ」となってしまい、そのために買い替え資金を積み立てておく必要があります。このように長期的に考えると、GSを修理しながら乗っても結局かかるお金は変わらない可能性があります。しかし、現状では多くの維持費と時間がかかっています。無理をすれば維持できない事は無いのですが、その他に多くの物を犠牲にする必要があります。時間もそうです。自分でいじるのは楽しいのですが、青空ガレージなので天気が悪いと出来ないし、準備や後片付けの時間もかかります。どうしても乗っているより、修理している時間の方が長くなってしまいます。家族と過ごす時間も必要なので、週に3時間くらいしかかけられません。

私は家長であり、家計の管理者です。その観点で見ると、今の状況ではGSを売却するのが最善の方法となってしまいます。家庭という集団を守るには、個人を犠牲にする事もあります。

私一個人としては今のGSをずっと乗り続けて行きたいと思っています。損得を考えず、惚れ込んで買ったバイクです。部品供給は続いており、いつまでも乗り続けられます。子ども達も気に入ってくれてます。

一体どちらの自分をとるべきか・・・

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